キッチンづくり3 Placo
家を購入した当初はキッチンづくりはもっとかんたんだと思っていたんですけど…
問題がたくさんでてきて、大改修みたいになってしまいました。
キッチンと中庭につながる廊下部分、天井の高さが違うことが判明。よって壁も天井も全部壊して全面Placoを貼りました。
壁は汚かったということもありますが旧壁との間に水の配管、電気を通し、断熱材をいれるためです。
アイスの箱はネジや釘いれにとって置くと便利。
そして真っ白に塗られた部屋。たとえ白にしなくともまずは下地に白を塗る必要があるそうです。
冷蔵庫の位置も想定してちゃんと電源を確保。
明り取り用の窓もこのとおり…
義父なんでもできてしまう。あらためてマジですごいと思いました。頼ってばかりではなくて今年は私もBricolage勉強しよう。
庭づくり、土づくり
新居を決めたきっかけはちょっと隠れた細長い庭にたくさんの果実木がある、というのが気に入ってのことでした(私は)。でも前のオーナーさんが20年ほどほったらかしだったせいで荒れに荒れていました。それでも私達は最近流行りの箱モノのモダンな家よりこっちを選び、地道に自分たちの気に入るお家にしよう!と誓ったのです。
もはや何が植わっているのかよくわかりません。。。
何本かはお庭づくり用に残しておこうと思っていた矢先、産院に入院してる間に夫と義父が真ん中の針葉樹(なんの木?)以外バッサリ全部切りました。(おおおおい!)がっかり。しょうがない。
えっさほいさと土を起こしてきれいにしている最中
ほったらかしだったので落ち葉がつもりつもりで良質な黒土と腐葉土がたくさんあり、庭づくりにはもってこいです。
根っこが多いので地道に整地…まだまだかかるなあ
2月はフランス南西部ではもう春の兆し。ここいらではミモザが一番最初に満開になって、その後桜やボケ、マグノリアがつづきます。
お家の庭にあるミモザ。
庭からとった黒土を別の場所に移して野菜用の庭も作ろうと思っています。毎年失敗していた枝豆と日本のきゅうりをたくさん植えるぞ。
楽しみ~
キッチンづくり2明り取りの窓
キッチンは西側で、裏庭へのドアも含めたら4箇所も窓があります。ですが居間はそのキッチンの東側にあり、キッチンからはいる自然光は写真にある天井窓からの明かりのみでした。
そして飾られているJésus…
自然光がはいる明るい家が好きなのでこの壁が邪魔だなあと思い、壊してもらうよう検討しましたがもともと外壁の部分のためこの壁をすべて壊すのは難しい、とのことでした。
なので妥協案としてこのJésusがいる飾り窓の上部だけ壊せないかな?と。キッチン部分は後から増築したよう。もともと外へつながる扉があった場所をレンガで埋めてるようなので、外壁よりかんたんに壊せるはず。(外壁は厚い石壁なので壊すのは大変なのです)
壊す部分は壁の厚みの半分ぐらいですみました。壊した部分は想定通りレンガとコンクリで埋められていて外壁だった石壁がでてきました。
外からの明かりがまんべんなくはいってくる!
さてと、開いた部分はどうしましょ。最近流行りのVerrière Atelierなんてどうか、とみんなから提案がありましたが、た、高い!そして自分がこっそり考えていたアイディア、旧ドアのガラス部分を切ってはめ込めないかな?と。元家主さんがとっておいてくれた旧ドアを捨てないで残すようお願いしてあったのです。
ピッタリ~
なかなかいいんでないかい?!
フランスでのキャリア形成 - Formation(研修)
研修に行ってきました!
今回の研修は職業訓練研修ではありません。通常のベンダ-資格取得用の研修で、自分以外はほぼ「勤務先が支払ってくれて参加した人達」でしたね。私も昔会社に補助してもらって受けてましたけど、ベンダー系の研修は高額なので個人で参加するのはほぼ皆無。サーバの研修だったのでIT Administrator / Administrateur Réseaux(IT管理者)のポジションの方達でした。実施場所はパリでしたが自分は今回はリモ-ト参加。
実はちょっと他の同じような仕事をしている人達に会いたいという希望があったんですけど…残念。ただパリだとストなどで公共交通機関が遅れていて遅刻している方もいたのでリモ-ト参加の良さを実感…
研修申請の流れ
Pôle Emploi のTrouver ma formationページから受講したいformation(研修)を選びDevis(見積もり)申請。その後研修実施先から見積もりが送られてくるのでそれを受領、受領後Pôle Emploiの担当さんから連絡が来ます。Financements possibles「この研修に対していくらまで費用補助できるか」を計算するために最新のCVと研修参加の意思表明のためのUne Lettre de motivationを送付するよう依頼されました。
あとMon compt activitéというサイトでアカウントを作成するよう言われます。このサイトいわゆるキャリア形成を自分で計画、それに見合う研修を探したりするためのサイトのようです。研修費を補助してくれる枠組みが何種類かあるらしく、最終学歴やフランスでの就労経験&期間などによるみたい。
あまり興味がないので調べてません。
…費用を補助してもらえればそれでいいので。
研修こんな感じ
寂しい。
研修実施先がコワーキングスペ-スの会議室を用意してくれたのでひとりで会議室を使って受講。ベンダー資格取得研修なのでまあ日本とあんまり変わらない。あとなぜか教科書は英語でした。(他の参加者が文句言ってた)5日間でみっちり充実した研修でしたがこれも毎回なんですけどあんまり余裕がないかんじでスケジュールもギッチギチ、60分でやるはずの実装練習とかも30分で~とかざらにあって休憩時間で追いつく感じでした。
はじめてのフランス語での研修でめちゃくちゃ疲れました。先生の説明をフランス語できいて教科書(英語)で追いかける。知識を日本語で予習していたのでまだよかった。あらためて「新しい知識を外国語で習得する」は無理ゲーだな、と思いました。当たり前だけど母語で勉強したほうが早いし効率がいい。
もちろん実装練習ができて同じような仕事の人達にも会えて(リモ-トだけど)、あと都会にでてきていい刺激になりました。
お家で復習します~。
フランスでのキャリア形成ーPôle EmploiとCV
フランスの職安、ハローワーク
Pôle Emploiについてです。
仕事はネットで探すこともできますけど、Pôle Emploiに登録しておいて損はないと思います。 Le Conseil Régional が受講料をもってくれる無料の職業研修の案内なども送られてきますし、何より。フランスでは給与明細はすべて保管しておくのは自己責任です。移民の我々なんてそれこそ、大事なオフィシャルなペーパーは全部とっておきできるだけ公的機関に報告しておくこと。
そもそも日本もフランスも今後年金システムがどうなるかわかりません。自己弁護用に、つけ入るすきを与えないようにしておく、という点が大事かなあと。
なおブラックでは働かないこと。強制送還対象になったりします。銀行口座も閉じられることもあると聞きました(八方塞がり!)。移民としてネガティブなステータスになります。
- Pôle Emploi
登録したならば毎月Activation(現在就活中ですという意思表示または研修中ですなどのステータス変更)が必要です。
在仏当初月イチで面談がありました。同様に仕事をしていなかった夫や義母は無いのに。なぜだ。
理由を聞くと自分のステータスが『無職かつ雇用保険なし』状態で『仕事を探している』なので「ちゃんと生きてるの?」と、自分がもっともサポートが必要な人間として分類されているから、とのこと。夫も義母もフランスで仕事をしていた経験があるので雇用保険をもらっていました。一方の自分はまったくのゼロ。
当時は仕事を探していたもののフランス語ぺーぺーだったのでとりあえず登録して「英語だけでもいける」仕事が見つかったらなあ~ぐらいに毎月Activationをしていました。
3回目くらいの面談で、「フランス語を勉強中である」ことや「OFII指定の学校に通っていること」などいろいろ話した結果、フランス語のレベルがあがるまで今後月イチの面談は不要なのでActivationせず保留にしておけ、となりました。
その後知り合いのつてでワイナリーで派遣社員としてはたらきます。派遣会社からもらったBulletin de salaire(給与明細)はすべてPôle Emploiのサイトへアップロード。 離職後は Attestation de travail (就労証明書)をアップロードします。離職後再就職の活動中無職ならば雇用保険をもらえます。
- CV(履歴書)とLettre de motivation(志望動機)について
最新のCVをPôle Emploiサイトにもアップロードしておきます。
書き方は…まあ基本コピーです。自分と同じような職歴をネットでひろってきて、それっぽい感じでコピペします。あとはネイティブに言い回しを直してもらう。 驚いたのはLoisire(趣味)の項目を書くことでした。フランスっぽい!
Lettre de motivationが曲者で…『コピペではない、ちゃんと筋の通ったフォーマルなフランス語が書けるスキル』が問われているのだと思います。自分の場合は技術職…正直マネージャや秘書の仕事じゃあないんだから、Lettre de motivationの必要性がいまいちわかりませんが…ちゃんと書けと言われました。ポスト募集をかけていない会社に送る用(Lettre de motivation spontanée)、ポスト募集をかけている会社用、あとおまけで研修の志望動機用。
Formation(研修)について
希望の研修を見つけてdevis(見積もり)をお願いします。Pôle Emploiの方で研修費用をいくら負担できるか判断して回答がきます。自分の場合は最終学歴と照らし合わせるとBac+2相当なので3,000ユーロまで研修費用をもってくれるということでした(2019/10現在)。最終学歴が高い人ほど負担してくれる研修費用は少なくなります。
…Pôle Emploi担当にまかせっきりでいたら全然すすまず結局自分で研修センターに連絡してdevis(見積もり)を送ってもらい「研修センタースタッフ+自分」の2方向からつついてやっとこさ回答をもらいました。
- おまけ
ワイナリーでの保守的な人間の選び方
超余談ですけど、住んでいる地域はワイナリーが多いので仕事は選ばなければたくさんあります。ただ、派遣社員でも…コネが重要になります。「随分保守的で閉じてるな」と批判的に思っていたのですがこれにも理由が。
ワイン一本が高い有名ワイナリーの場合は派遣でもそれなりに他の小さいワイナリーよりは給与待遇がいいです。そして仕事内容として畑仕事ではなく【ワイナリーの中】で働くのであれば、身の保証がしっかりしている人間でなければないけない。なぜなら特に有名ワイナリーのワインは一本のお値段が相当高いので、盗みの下見目的で仕事をしに入る人間がいるのです。収穫時期が終わるとワイナリー泥棒が多発します。収穫時期に仕事をしていた人間かあるいは彼らが手引をしたり情報を売ったりしているようです。
来週からいよいよ研修!
終わった後にまた感想を書きたいと思います~
フランスの水道水、石灰対策
みんなお困りフランスの水道水についてです。
シャワー後髪がぱさつく、
お風呂場が汚れやすい、
電気ケトルに白いものがびっしり…
それもこれも日本の水道水に比べてミネラル、石灰(仏:CALCAIRE)とマグネシウムが多いというのが理由。
かくいう私も在仏当時に朝水道水で顔を洗っていたら目のまわりがガビガビになってしまいました。肌が弱いわけではないのに!
シャワーしてもシャンプーなどがなかなか流れず無駄に水を使ってしまったりも。
フランスでは日本と違い毎日シャワーを浴びる習慣自体がありません。私も髪が痛むことを鑑みてシャワーは1日1回ですが洗髪は3日に一回程度。聞き込みによりやはり問題は水道水に含まれる石灰。なので洗髪後薄めたホワイトビネガーでゆすぐなどして石灰が地肌や髪につくのを防いでいました。
水が合わないだけなのにじわじわくるストレス。3日に一回の洗髪でも水質のせいでゴワゴワしてさっぱりしない。
水で悩んでるヒトも多いのではないでしょうか。
シャンプーを変えたり石鹸を変えたり試行錯誤していましたが本質が変わらないことには…
当のフランス人はというと、もともと生まれたときから使っている水道水慣れているからいいのかと思ったらそうでもないみたいで、北から引っ越してきたばかりの義両親も前の居住地より「水道水の石灰が多くて…」とご不満。
元栓に石灰フィルターをつけていたのですがイマイチ。
そして義父がついに見かねて…
ADOUCISSEURを買ってきました。(高っ)
これはいわゆる塩をつかって石灰とマグネシウムを取りのぞくマシーンです。水道水の元栓につけて動かします。
水が劇的に大変化!!!! 素晴らしい。
石鹸カスがちゃんと流れる。
ケトルに石灰が残らない。
…お金さえ積めばなんとかなるんだな、と
思った瞬間でした。
ただ…水が若干しょっぱい。
あと環境に悪いとの危惧もあるようです。